Saturnalia0321’s diary

競走馬サートゥルナーリアのファンブログ

サートゥルナーリアの現役引退と種牡馬入り

既に先週のことですが、色々ウマ娘2期2話の感想やゲームについての記事を書こうと思っていたら、まずサートゥルナーリアの状態が芳しくないという情報が伝わってきました。そこから動きが早くて1月15日に現役引退を発表し、1月20日に登録を抹消され、1月21日に正式に社台スタリオンステーションに導入され種付け料は600万円であることが発表されました。

会員ではないのでその方々とは比べられるものではありませんが、一ファンとして怒涛の一週間でした。今競馬を見ている理由の半分以上はサートゥルナーリアを応援する事にあったので、もうサートゥルナーリアの走りを見れない悲しさ、もっと大きな舞台で勝つことが出来たのにという思い等色々なものがこみ上げて、引退当日はしばらく呆けていたほどです。競馬初心者の自分にとってサートゥルナーリアは初めてデビュー前から応援しようと決めて応援し始めた馬だっただけに本当に残念でした。

正直ヒーロー列伝を作ってもらえる程に活躍できると信じていました。道半ばでの引退、特に去年の三冠馬が集ったJCに出れなかった事は未だに悔しさがあります。アーモンドアイら3頭と鎬を削る事が出来ただろうにと今も信じてやみません。

 

とはいえ、牡馬にとって種牡馬になりその血を次世代に繋げるというのも大きな役目ですし、競馬という世界における最たる目標です。超一流の実績を残せたとは言えないながらも、社台スタリオンステーションに入れた事はとても、とても嬉しく思っています。今の時代、社台SSに入れるか否かは種牡馬としての成功を大きく左右する事ですから、正直現時点での実績では足りないのではないかと勘繰っていましたが、杞憂でした。社台SSでのスタッドイン、しかも種付け料600万円は今年新導入となった種牡馬では最高値と、最大限の評価がされたのは本当にホッとしました。

ロードカナロアが非常に優秀ながら1500万円と価格も非常に高い事、半兄エピファネイアが初年度から素晴らしい滑り出しで今年度は1000万円にもなった事、半兄リオンディーズも環境を鑑みると順調に勝ち上がっており種付け料が上がり続けて300万円になった事、そして価格が上がっても兄2頭は既に満口になるほど需要が高い事。これらの事情が大きく作用した事は間違いないでしょう。

ですが、牧場時代からずば抜けて評判が高かった事、募集価格もきょうだいの中では最高額に設定された事、周囲の高い期待に応えて2歳6月にデビューし2歳G1を勝ち取る仕上がりの早さがあった事、カナロア産駒でありながら中距離で走りクラシックホースとなった事、などなどサートゥルナーリア自身の能力と実績も間違いなく評価されたものと思っています。

 

デビュー前の追い切りでペルシアンナイトに並びかけようとしたり、スプリント馬並みのタイムを坂路で出したり、騎乗と調教で跨ったデムーロルメール、スミヨン、池添騎手らいずれもがその素質を評価していたり、身体能力と素質は間違いないはずです。それが産駒たちに受け継がれることを願っています。

 

競争馬サートゥルナーリアの物語は終わってしまいましたが、種牡馬サートゥルナーリアの物語がどんなものになるのか楽しみに待ちたいと思います。どうかそれが明るいものであることを願いますし、そして長生きしてくれることを心の底から願っています。

産駒がデビューするのは2024年の6月以降ですが、来年の産駒誕生にセレクトセール等での登場、再来年の各クラブでの産駒募集がありますので、それらも楽しみにしたいですね。個人的にも、それまでにはクラブに入れるようにして、そして産駒を持ってみたいと思っていますし、いつか社台SSで会えるようにしたいと思っています。

 

 現役生活本当にお疲れ様でした。